荒川総合写真館

荒川とは埼玉県奥秩父甲武信ヶ岳を源流に129個ある支川の水を集めながら埼玉中央部、東京東部を流れ東京湾に流れている川です。名前の由来は洪水を起こしやすい「荒ぶる川」からとられた名称であります。流路延長約173Km、日本で14番目に長い川です。この川の最大の特徴は日本で一番流路面積「土手の中の土地」が一番と言うことです。工事面ですと、何度も付け替えをし、治水対策をよくする川だということです。
古くは江戸時代、徳川家康が江戸に幕府を開いた頃、荒ぶる川こと荒川「当時は元荒川と同じ流路」は利根川と合流し大雨で水かさが増すごとに氾濫を起こし、毎回のように生活に支障を与えたとのことです。
寛永6年「1629年」に伊南備前守忠治という人によって改革され、荒川を利根川から引き離す瀬替えが行われました。熊谷の久下にて元荒川の河道を締め切って新しい川を切り開き、入間川支流の和田吉野川につなげて荒川の本流としたのです。荒川の流れを大きく西部に移動した事から荒川の西遷ともよばれています。
川の流れを変えるこの大がかりな大工事によって生まれ変わった荒川は、ほぼ現在の流れとなっています。「昔は隅田川は荒川であった」明治43年の大水害をきっかけに、岩淵水門から下流に、隅田川と分派する約21Kmの放水路が開削され、大正2年から昭和5年まで工事が行われました。分泌するところに作られたのが北区志茂にある岩淵水門です。もしもこの水門がなかったら山手線の線路の東側「上野・東京など」は水没してしまうらしいです・・・。今ではそのくらい重要な水門です。
場所・区域だいたいの場所
荒川・上流域源流の大滝村〜長瀞町(玉淀ダム)
荒川・中流域寄居町〜さいたま市(秋々瀬取水堰)
荒川・下流域さいたま市〜川口市(岩淵水門付近)
荒川・河口域川口市〜東京都江東区

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